数万人に一人の病気 褐色細胞腫になったときの体験談

~通常なら数㎝の腫瘍は、なんと大人の頭サイズだった!~

【番外編】「紙兎ロペ」の好きなエピソード10選

注意!
私が本記事内で紹介する「紙兎ロペ」とは、内山勇士さんという原作者が手掛けた本物を指しています。内山氏からコンテンツを強奪したフジテレビが毎朝めざましテレビ内で流している「紙兎ロペ的なもの」ではありません!

はてなブログ10周年記念企画が行われているそうなので、「好きな◯◯10選」のお題で私も参加してみます。

みなさんは、「紙兎ロペ」というショートアニメーションをご存知ですか? かつてTOHOシネマズにおいて、本体の映画上映前に流されていたプチムービーです。これがまた面白くて、TOHOシネマズに行った時は毎回楽しみでした。そんな「紙兎ロペ」から、私のお気に入りエピソード10選を紹介します。 

紙兎ロペ 2(セカンドシーズン) [DVD]

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  • 声の出演:ウチヤマユウジ
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私は今回、腹をかっさばく大手術を受けましたが、終わった後はベッドで寝ているしかありません。何か気を紛らわせるものがないと、たぶん術後の痛みや退屈には耐えられないだろうと思い、「紙兎ロペ」のDVDを持ち込んでおきました。でも笑うと傷口に響くから、観賞中に笑っちゃダメですけどね(笑)

では、好きなエピソード10選の紹介いきます。

ほおぶくろ

中華料理店で食事を終えて出てきたロペとアキラ先輩。リスのアキラ先輩は頬袋(ほっぺ)の中に、店で出された料理をいっぱい詰め込んでいる。「それ何なんすかねぇ」とロペが尋ねると、

アキラ「たとえばよ、今ここで大地震が起きたらどうするよ?」
ロペ「ぇそのため!?」

頬袋(ほっぺ)に防災用の非常食を貯め込んでいると(笑)

アキラ「こうしときゃさぁ、いざってときお前のことだって俺助けてやれるしよ」
ロペ「そこに入ってるやつを、分けてくれるってことすか?」
アキラ「…ないかw」
ロペ「ないっすねw」

このあたりが大好きです。

海水浴にやってきたロペとアキラ先輩だが、目の前の海には、鮫の背ビレが大量に…

ザザーン ザザーン…(鮫の背ビレがうごめいている)

アキラ「そういやテレビで言ってたわ。夏の終わりかけの時に海行くと、鮫が大量発生してるから気をつけろ的な」
ロペ「それってクラゲじゃなかったですか?」
アキラ「ぁそっか」
ロペ「…はい」

このへんのやり取りが笑えます。

肩たたき券

映画館に向かうロペとアキラ先輩は、散歩中の岩田のじいちゃんに出会う。93回目の誕生日に孫から肩たたき券をプレゼントされたと喜ぶ岩田のじいちゃんは、

「というわけで、さっそく使わせていただきますぅ」

ロペとアキラ先輩に、肩たたき券を差し出す(笑)

アキラ「いやいや、それショウタが作ったやつだべ? なんで全国共通みてぇなことになってんだよ」

全国共通(笑) さらに、肩たたき券で肩もみをしてもらうのは可能かと、岩田のじいちゃんの要求はどんどんエスカレート。渋るアキラ先輩をロペが「いやぁー、もう揉んじゃいましょ先輩。ねっ」と説得するところも好きです。

UFO

なぁ、あれUFOじゃね? いやいや、飛行機っすよ。ところが、それは本物のUFOだった。二人の頭上に突如飛来する!

ロペ「ちょっ、ガチじゃないすか!」
アキラ「やっべぇよ、ガチUFOだよ」

ロペは腰を抜かすが、アキラ先輩は携帯電話を取り出してパシャー、パシャー。

ロペ「ちょっ、何やってんすか先輩!」
アキラ「すげぇぇぇー」

写メを撮りまくるアキラ先輩。そしてUFOは突如飛び去って行った。

アキラ「いやー、マジモンだったね」
ロペ「つか先輩どんだけ冷静なんすか」

その後の「ハイパー美顔モードで撮っちまった」のオチもいいです。

ギザ十

自販機用の小銭を持ちあわせていなかったアキラ先輩。ロペから十円玉4枚を借りたところ、なんとすべてがギザ十だった!

アキラ「すっげぇコンプリートだ!」
ロペ「…えっ?」
アキラ「…えっ? コンプリートってなに?」
ロペ「コンプリートだったら、日本中のギザ十が今ここにないとダメです」 
アキラ「ぁそっか」

ここが笑えます。

赤白ぼうし

道端に落ちていた赤白ぼうし。それをロペにかぶせ、ゴムのあごひもをグイグイ引っ張って伸ばしていくアキラ先輩。もし手を放せば、ゴムのあごひもがロペの顔を直撃する!

アキラ「おめぇ絶対動くなよ」
ロペ「うわぁー、マジもう無理っす!」

無理無理と繰り返すロペだが、アキラ先輩は「もうちょいもうちょい! 大丈夫だって」とあごひもをどんどん伸ばしていく。案の定、最後はアキラ先輩が手を放してしまい(故意ではないけど)、ゴムのあごひもがロペの顔面にベチン!

キャプテンペガサス

アキラ先輩は、子どもの頃に使っていた玩具・キャプテンペガサスを模型屋に売りに行く。レアな初期モデルで、高く売れると踏んだからだ。ところが、キャプテンペガサスに油性マジックで名前を書いていたため、160円でしか売れなかった。

結局、低価格で売り払ったのだが、それを義援金の募金箱にチャリン。なるほど、その為だったのね。

アキラ「予定よりだいぶ少なくなっちまったけど、まぁいっか」

子どもの頃の思い出と決別し、ふーっと深呼吸をして気持ちに整理をつけるアキラ先輩。

アキラ「よしっ、行くか」
ロペ(少し間を開けて)「はいっ」

ここのロペの「はいっ」が好きですね。いつもアキラ先輩にいじられながらも、根っこの部分では先輩の人間性(紙だけど)を信頼しているみたいな感じが伝わってきて。

ボウリング場

最近潰れたボウリング場について話すロペとアキラ先輩。いつまでも撤去されず、建物屋上に乗ったままの巨大なボウリングのピン。

アキラ「あれ何でできてるか超気になんねぇ?」

そして、実物に触りに行こうとアキラ先輩は言い出す。それはまずいだろうとロペは渋るが、アキラ先輩は「もう潰れてんだから誰もいやしねぇって」と強引。そして、実物に触ったアキラ先輩の結論は「わっかんねぇw」。結局あれは何でできてるんだ(笑)

ティッシュ配り

路上でポケットティッシュ配りのバイトをする小林だが、誰も受け取ってくれない。そこにロペとアキラ先輩が通りかかり、

小林「俺こんなに腕パンパンにして頑張ってるのに、なんでなんすかねぇ」

アドバイスを求められたアキラ先輩。世の中の大半の人は暇じゃないから、ビニールを開ける手間暇を考えたら、受け取る気にはならない。だから最初から開け口を破っといてティッシュを一枚出しとけ。通りすがりに、箱ティッシュみたいに一枚ずつ摘まんでいってもらえばいい。そうすれば速攻でティッシュなくなるでしょ。

ポケットティッシュ配りの意味を根本から間違えているのがシュールな作品。

闘牛

闘牛の山田さんと立ち話をするロペとアキラ先輩。アキラ先輩は「山田さん闘牛ですけど、赤い色ってガチで興奮しちゃうもんなんですか?」と質問する。

「ぶっちゃけ全然興奮しないんだよねぇ」

と言う山田さんだが、試しにロペが赤のインナーを見せると…山田さんは顔を真っ赤にしてモオオォォォ! ロペとアキラ先輩が「ええええぇぇ!」「いやいやいやいや!」と狼狽するところがおもしろいです。